アフィリエイトを利用するECサイトの必須条件
アフィリエイト・プログラムを利用するECサイトは急激に増加している。これだけ多くのプログラムが出てくるとアフィリエイトサイト側としてはどのECサイトと提携しようか考えてしまう。
新規プログラムに対してなんでも提携して、見境なしに取り上げようとするアフィリエイトサイトに多くの期待をすることは出来ない。
アフィリエイトサイトは、自分のサイトに合う商材か、ECサイトかどうかをまずチェックする。
すでにそのECサイトの商材が特別なものであるということはほとんどないであろう。そんな中でアフィリエイトサイトに提携をしてもらうためには、「このECサイトと提携すれば成果が出る、あるいは出やすいかも知れない」と思わせる必要がある。
商品やサービス自体にパワーがあることはもちろんのこと、そのサイト作りも大きく影響してくる。
訪問者をECサイトに誘導して、そこでクロージングをしてもらわないことにはアフィリエイトサイトにとっては成果につながらないのであるから、この点は極めて重要なポイントになる。
ECサイトの多くはプロのWebサイト製作業者に依頼してサイトを作っているものと思われるが、やはりユーザービリティに優れたサイトは使いやすい。
アフィリエイトサイトはなんでもかんでも取り上げるのではなく、自分のサイトへの訪問者に対して有益な情報を出す事に努めている。
そこには当然、サイトで取り上げる商材にチェックを入れることになる。
取り上げようと決めると、次は使いやすい広告素材が用意されているかをチェックする。使いやすい広告素材はアフィリエイトサイトにとってページ上からの展開がさせやすい。
現在、流行している商品リンクについてはリンク先の商品紹介ページの出来不出来が大きく左右する。
たとえば宿泊予約サイトにあっては、個別宿泊施設へのリンクを使うことが多いが、そのページからすんなり予約につながるサイトとそうでないサイトとでは成果に大きな差が生じる。
もちろんそのページに訪問者が満足出来る掲載されていることは言うまでもない。
一つのジャンルについて、訪問者が満足出来る可能性が高いECサイトなら、その部分について同業の多くのサイト情報を掲載することはしない。
多くの情報を出す事は、たしかに訪問者にとって選択肢を与え、比較出来るという意味はあるが一方では迷いを生じさせることもある。
極端に大きく価格が変わらなければ訪問者も納得する事が出来、満足を得ることが出来るだろう。
以上のようにアフィリエイトサイト側が商材の選択に神経を使う以上、ECサイトはアフィリエイトサイトが使いやすい商材と広告素材を用意することはその効果に大きな影響を及ぼすものであろう。
アフィリエイト全体を見て、成果を出しているサイト数は決して多いものではなく、少数のサイトがその売上の多くを出しているという現実は、売れるアフィリエイトサイト、売ってくれるアフィリエイトサイトにいかに訴求するかという点が大きな問題になる。
優秀なアフィリエイトサイトほど、情報に敏感であり自サイトに適した商材を求めている。