2006年03月13日

宿泊予約、旅行系サイトの強力サポートツール「トラベルリンクサービス」活用法


宿泊予約、旅行系サイトの強力サポートツール
「トラベルリンクサービス」活用法


アフィリエイトブームの中にあって、ネット上での人気サービスとして定番とも言うべき宿泊予約、旅行系情報を出すサイトも急増している。

しかし、今やかつてのように各サービスを実施している宿泊予約提供サイトにリンクを張るだけではなかなか成果に結びつかない状況にあることは間違いない。

そこで各アフィリエイトサイトとも、それぞれに工夫を凝らして訪問者に役立つ情報をだそうとしているのだが、正直なところこれは、丁寧なページを作ろうと思えば思うほど手間がかかり、その時間的コストに頭を悩ませているところも多いことだろう。

つい先日、そんな手間を大幅に減らすページ作成の大きな味方ともいうべき「トラベルリンクサービス」というサービスが開始された。

これは開発者自身が、宿泊予約系サイトを運営する中で、そのデータ処理に手間取ることを経験され、その中から常時更新される各ECサイトの最新情報を取り込み、Web上から提供したらどうか?という発想から立ち上げたものという。

ここでは実際にそのサービスを利用し、どの程度の手間が軽減されるのかレポートをしてみることとした。

ここでは、利用する宿泊予約サービスサイトを、「じゃらんnet」「一休.com」「JTB」「宿ぷらざ(日本旅行)」という大手サイトとし、ASPはバリューコマース社。リンクツールの基本はバリューコマース社の提供している「マイリンク機能」を使うことを前提としている。

実際のところ、各ECサイトの個別ページにリンクすることが出来る「マイリンク」という機能は、アフィリエイトサイトにとってありがたいツールであることには違いないが、特にこの宿泊予約、旅行系サイトにあってはそれでも大変に手間がかかる。

実際にシミュレーションをしてみよう。


アフィリエイトサイトとしてWebサイトから宿泊予約、旅行系の情報を出そうと考え、ここでは一般に人気のあるテーマとして温泉を取り上げ、その最初に兵庫県神戸市にある、「有馬温泉」に特化させた情報ページを作ろうとした。

バリューコマースには登録が終わっており、先の各ECサイトとの提携も終了しているという前提で始めてみよう。

まずそれぞれのECサイトのマイリンク用広告スペースを作り、それをコピーしておく。そして各ECサイトから出されている各宿泊施設へのリンク用データを用意(ダウンロードもしくはブックマーク)しておく。これはリンク作成にあたっていちいちバリューコマースのサイトにアクセスしなくても良いようにするためだ。

まず簡単にページレイアウトを作って、あとでリンクを入れ込めばよいようにとページレイアウトを先に作成する。

たたき台ページはここから



ここでは、有馬温泉のいくつかの旅館、ホテルにリンクを張って、さらに訪問者が複数のサイトから簡単に情報を探せるようとの目論見がある。このため、それぞれの宿泊施設に対応しているECサイトのリンクが必要になる。

■じゃらんnet
じゃらんnetで、個別宿にリンクを付けようと思えば、
<a Href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=******&pid=*********&vc_url=http://www.jalan.net/cgi-bin/jalan/jweb/cjw0_90_1.cgi%3Fyad_no%3D313952" target="_blank" >じゃらん<img Src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=******&pid=*********" height="1" width="1" Border="0">
のようなリンクコードになり、赤字の部分を各宿泊施設番号に変更していくことになる。

そこで、じゃらんnetから、温泉地用個別宿泊宿データをダウンロードしてみると、


のようにたしかにじゃらんnetが扱っている有馬温泉の各旅館データがわかる。


有馬温泉に関しては、ざっと24軒ほどのデータがあり、各宿名の左にある認識番号を上のリンクコードの赤字部分を入れ替えることになる。


■一休.com
ここも同様に宿番号を入れ替えるだけのことになるが、一休.comは高級旅館を対象にしていることから件数的には少ない。

<a Href="http://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=******&pid=*********&vc_url=http://www.ikyu.com/datas/00000956x.htm" target="_blank">一休.com<img Src="http://ad.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/gifbanner?sid=******&pid=*********" height="1" width="1" Border="0">

のように赤字部分が宿番号になる。



の一休.comの提供している一覧表から同様に番号を差し替えることになる。

さすがに疲れてくる。

■JTB
次は、大手旅行代理店のJTBだが、JTBのデータでは、



のように2箇所の番号を入れ替える必要があり、これまた19件のコピペとはいえ手間がかかる。


さらに「宿ぷらざ」の作業もとなると、いかに良い情報ページを作ろうと思ってもさすがにイヤ気がさしてくる。


そこで、冒頭で紹介した「トラベルリンクサービス」を使ってみることとした。

まずサービスに申し込み、ぺージにログイン。



次に、地域別で検索を選び、



兵庫、そして有馬・六甲を選択する。



クリックすると、



のように当該地域の登録宿がランダムに表示されるので、
そこから自分が掲載したい宿のコードをコピー。



それを、HP作成ソフト、またはエディタに貼り付け、



プレビューさせると、



なんと、一気に各宿の画像と共に宿泊予約ECのコードが入ったリンクが生成されている。

はっきり言ってこれは便利!先ほどの手間は何だったのだ!という印象を受ける。すでに1宿泊施設ごとのテーブルが組まれているので、いちいちテーブルを組んで整形する必要もない。

たしかにこれなら作業が早くなるに違いない。

しかも、これが常時最新データに更新されたものを入手出来ることから、いちいち各ECでの最新データをチェックをする必要がないという優れもの!

コストパフォーマンスの高いツールとしてオススメ!

トラベルリンクサービスの料金は?

ベーシックプラン(基本データのみ)なら、半年で5,000円、1年で、9,500円

アドバンスプラン(関連情報付き)なら、東日本編、西日本編それぞれに半年3,500円、1年、6,500円、全国版なら半年で、7,000円、1年で13,000円となっている。

マイリンクの基本コードを取得しておくと、あとはASPのサイトに行くことなく作業を進めることが出来、最新情報をサイトから提供出来ることを考えると便利で安いものといえるだろう。


さらに便利な機能があるのだが、それは後述するとして、次に宿泊予約、旅行系サイトのサポートツールとして知られる「バーチャル旅行代理店開業ツール」のライトバージョンが提供開始になった。

これは、従来、先述のような個別リンクデータを一気に作成出来るExcelシートが付いていたものだが、それを外し、全国版47都道府県分のページテンプレート、温泉用、ビジネスホテル用のテンプレートが付属しており、さらにJTB、じゃらんnetの地域別リンク作成ツールが入っている。

そこで、この地域別リンク作成表を使用して、作成した宿紹介の下に入れてみることにする。



JTB用と、



じゃらんnet用のリンクコード作成表に、sid番号とpid番号を入れるとたちどころに全国地域別リンクが作成されるので、それぞれ、有馬地域の部分をコピーし、先のファイルに貼り付けると、



のようになり、これをプレビューさせると、



のようになる。このリンクによって、訪問者は掲載宿泊施設以外の情報もここから入手出来ることになるわけだ。

ページパターンも思うように出来ないという人にとっては、ページパターンのテンプレートがあれば簡単にページの作成が可能になる。このように、それぞれのツールを利用すると極めて短時間にサイトが出来上がる。

ここで、先に書いた、トラベルリンクサービスのもう一つの優れた点を紹介しておこう。これまた捨てがたいポイントの高いものであるが、

作成したページでは、宿名、住所、宿泊予約が可能なサイトのリンクまでは出来たものの、なにかもう一言、宿泊施設の簡単な紹介文が欲しいということもある。

このトラベルリンクサービスで、各地域ごとのデータをダウンロードすると、



のように、すべての宿泊施設(ホテル・旅館)の簡単なコメントが入っている。

これを利用して、関連リンクなどを入れてとりあえず完成させたページが、


有馬温泉ナビゲート


所要時間は、最初の情報収集の時間を入れても2時間あまりというところである。


さらにこのトラベルリンクサービスでは、新たな宿泊施設の追加があるとメールで通知が来る。


これなら、必ず次に別の温泉地紹介や、他の宿泊系コンテンツに手を出そうという気になる。

やはり道具は使いよう。使いこなすことによって短時間にページ作成が可能になり、より多くのページをWeb上に出すことが出来る。







この記事へのコメント
この記事へのトラックバック