2006年10月23日

ユーザーサポートについて


ユーザーサポートについて


筆者のサイトでは、2003年8月にリリースした「売れる!アフィリエイトサイト構築マニュアル」から一貫して無料ユーザーサポートを付けてきた。その後、よりアフィリエイトを目指そうというユーザー様に向けて有料サポートを開始しているが、それは有料バージョンのものはより内容的に突っ込んだものを提供していこうというもので、無料バージョンの手を抜くというものではない。

問われれば答えるという形といえばわかりやすいだろうか。したがって質問をよくされるユーザーさんはそれなりに活用しておられるということになる。

有料バージョンの場合には、たとえば旅行系サイト有料サポートの場合では一定の時期にまとめて募集をかけるため、別途専用通信という形でのメルマガを発信し、さらに個別の対応を行っている。

ここでは、そのサポートの一例として、旅行系サポートユーザー様に送信している通信の一つを取り上げて紹介してみたいと思う。筆者のところで行っているサポートとはどういうものかがおわかりになるだろう。



宿泊予約、旅行系サイト有料サポートユーザー様各位


お世話になります、office TAKE-OFFの伊藤です。

前回、トップページの修正の件での通信を出しましたが、その後修正
通知をいただいた方はわずか1名となっております。
ちゃんと修正しておられるのでしょうねえ。
進捗具合によって今月末時点で再度ふるいにかけることになります
ので、この点ご了承ください。

今週は日増しにクリスマスやカニ情報、それにスキー情報などについて
の検索からのアクセスが増加するという傾向になっていますが、いよいよ
来週あたりから来月はどんどん増えてきます。
乗り遅れるとそれだけ成果に影響することは当然のことですので、
ここは頑張って乗り切っておかないとあきません。

さて、今回は再び【お勉強】通信にしましょか。

カニについては、一休.comもカニ特集ページを出してきて、解禁を11月6日
に控えていよいよ本番というところですが、ユーザーさんから関連メール
をいただいたので、この件を取り上げてみましょう。


一つは、
> 私自身はカニを食べにいったことが無く、あまり関心もなかったので、
> 伊藤さんのように、経験者ならではの、説得力のある情報を出すことが
> できず、とりあえず自分が興味をもった情報を載せました。
>
> どちらかといえば、ズワイガニについての知識がない人向けのページで、
> 詳しい人にとっては、当たり前の内容と思います。
>
> 旅館の情報は、カニ以外について詳しく書いても意味が無いと思い
> 短めにまとめて、伊藤さんのページに習って宿のコメントを引用しました。



もう一つは、
> アンクルのものをプリントアウトして何度か読ませていただきましたが、
> 関西の方と静岡の自分では相当感覚がちがうようで、視点をかえないと
> 太刀打ちできないと感じています。
>
> 冬場にカニの食べられる全国を対象に紹介しようかといろいろ資料を集めています。


いずれも私のページを参考にして、当初は同様のページ作りをしようと
考えたが、どうもあかんとして前者は独自のページを作成。
後者は、現在プラン中ということです。

蟹に関して私のページは、

http://www.jttk.zaq.ne.jp/baaoi603/hotels/kani.html

http://www.jttk.zaq.ne.jp/baaoi603/hotels/add01.html

と、この2枚での勝負ということになりますが、関西在住の方なら
まあ納得という内容と思います。

メールをいただいたユーザーさんは、茨城県、静岡県にお住まいということ
で、そら関西の事情はおわかりにならないでしょう。

特に関西では民宿での宿泊と合わせて日帰りバスツアーが人気。
JRのかにかにエクスプレスも人気ということなどわからないと思います。

これは地元ネタというか当地ならではのコンテンツであって、そんなものを
他の地方から出せるはずがない。

逆に私が伊豆や、九州、北海道などの当地ネタの情報を出すことが出来
ないのと同じことですね。

したがって当り触りのない情報を出そうとなるわけですが、私のサイトを
よくウォッチングされている人は、たとえ遠くであっても随所に関西を視点に
捉えているページがあることに気付かれるでしょう。

ホテルランキングなどのページは、そもそものネタ元が他メディアだったり
しますので、こんなのはいじりようがないというものですが、それ以外につ
いては管理人の視点、あるいはちょっとした管理人的情報を出すことは
サイトに意味合いを持たせます。

そのことが多少なりともその人がWebから情報発信しているという証のよう
なもので、どこから見てもどこにでもあるような内容ばかりだとあかんという
ことやね。

さて、それで先のユーザーさんにはそれぞれ、たとえば自分の居住している
地域もしくは近隣から本場のカニ料理を楽しむ、食べに行くということを
考えた場合にどんな情報をだすか?どうするか?をテーマにされるよう
指示を出しています。


たとえば大きく捉えて、関東地方から冬の味覚であるカニを食べたいと
思った人に向けて、こんな情報やプランがあるよという情報にすれば、
より受け入れられやすいでしょう。

関東の人が関西ネタを出しても、それははずれに終わることが多いでしょう。
第一わからんのやからね。

関東圏の人がやはりカニを楽しもうと思うと、どうしても越前や石川県に
なる傾向があります。

わざわざ北京都や兵庫方部、山陰にまで足を伸ばす人は少ないでしょう。
それは関東からだと不便だからです。

そこでどうしても越前がにを楽しむ、福井県の温泉や石川県の温泉、ある
いはもっと外れて輪島や、下手をすると富山になるわけです。

石川県あたりなら高速バスもある、飛行機もあるということで行きやすい
わけやね。

そうすると、関東を起点にしてカニを食べようとする人をターゲットにする
ならどんな情報にすればええかはおのずとわかるでしょう。


ページを作る前にそういったことを考えないとあかんということです。


ちなみに私の場合は、関東方面からのアクセスをまったく考慮していない。
あくまでも関西本位のページになっています。

しかし、それはそれでええんですね。
八方美人的になんでもかんでもOKのようなページを作っても、そこには
単に宿泊予約サイトや、旅行代理店のページのようになるだけで
おもろいこともなんにもない。

たまたま今回はカニをテーマにしましたが、本来的にはどんなテーマにでも
言えることです。

たとえばホットペッパーの情報にしても、

http://www.jttk.zaq.ne.jp/baaoi603/gourmet/osaka.html

のように、大阪の地域リンクだけでなく、ピックアップした店情報があるか
ないかだけでページの印象は大きく変わってきます。

また、こんなちょっとしたページでも

http://www.jttk.zaq.ne.jp/baaoi603/hotels/city_resort02.html

管理人の情報というのはコンテンツとして生きてくるわけですね。

それは広告が主体のサイトとはいえ、どこかに管理人のオリジナリティが
なければならないということを指します。

ページの端々にちょっとした管理人の意見、主張のようなものを少しでも
入れていくことはとても重要な意味を持ちます。

最初は、ごく一般的なページ作りから始まるのは誰しも同じですが、やがて
そういう面を出していかないと埋没してしまうということやね。

その視点、発想から、私のホテルページでは成果にならないもののアクセスが
異常に多い「デイユース」のページが出来たりするわけです。

それはアフィリエイト的には意味がなくてもサイトとしては意味のあるもので、
デイユースのページからトップに回ったり、カップルのページに飛んだり、
今ならクリスマス情報のページに回ったりというケースに繋がるということやね。

みなさんは、今後は少しずつそういう独自コンテンツを持っていく必要があり
ます。

それはなにも難しいことではなく、自分の思うこと、こんなんがあったらええな
と思うことを単にページにするだけの話で、そこにアフィリエイトリンクがあれば
掲載するということやね。



今回の最後にもう一つ、たとえばオーベルジュについてですが、
その後なんの情報を加えていないサイトも多いことでしょう。

オーベルジュに興味がないからほったらかし・・・。それはそれで構いませんが
それではオーベルジュに関心があって、なにかのはずみに訪問があったとき
に失望を与えるだけですね。

オーベルジュについては定義そのものがええ加減で、適当にオーベルジュと
いう名前を付けときゃええわというような施設もあるでしょう。

そんなんを取り上げても仕方がない。

しかし、オーベルジュとして紹介しておきたいという施設があれば、それは
追加で紹介すべきやね。

そんな工夫や姿勢がなけりゃ、ページなんて作れない。早い話が情報提供は
出来ないということです。

(2006年10月20日号)





というような通信(メルマガ)になっているわけだが、こういったものを不定期ながら月に数回送信し、そしてその反応からまた次に配信するネタを考えるというものになっている。

この号ではさっそくあるユーザーさんからメールをいただき、


<中略>

> また、先日のサポートメールはたいへん大きなヒントになりました。
>
> 北陸のカニのページも今年初めて作ってみましたよ。(笑)
> http://e-retoro.com/hotels/kani.html
>
>> たとえば大きく捉えて、関東地方から冬の味覚であるカニを食べたいと
>> 思った人に向けて、こんな情報やプランがあるよという情報にすれば、
>> より受け入れられやすいでしょう。
>
> もろ、伊藤さんのアドバイスどおり、まねです・・・。(笑)
>
>
> カニは前から作りたかったのですが、いかんせん土地勘がない。
>
>>そこでどうしても越前がにを楽しむ、福井県の温泉や石川県の温泉、ある
>> いはもっと外れて輪島や、下手をすると富山になるわけです。
>
>
>> 石川県あたりなら高速バスもある、飛行機もあるということで行きやすい
>> わけやね。
>
>
> という情報で俄然ポイントが絞れました。ありがとうございます。



というようなことで、提供した情報を活用して今まで取り組んだことのなかったテーマのページを作成されたとのことだった。

筆者としてはこういったリアクションが楽しみでやっているわけで、その逆になんのリアクションもない、有料サポートにしても決められたルールが守れないなどという場合は平気でサポートを強制的に終了している。

それはせっかく情報提供をしても活用されなければ意味がないわけで、それなら無駄に情報を出す必要はないという判断によるものとなっている。

もちろん個別に質問をいただいた場合は、それぞれに対応し、場合によっては画面キャプチャ画像を使ってよりわかりやすい回答を送ることもよくあるが、それは当然のことだろう。

そうして結果として残っていかれたユーザー様とは少しずつでもネットワークを形成していくことが出来、やがてはその規模が大きくなっていくことを期待しているのだが、実際にその道は遠いと感じざるを得ない(笑)。

それでも少しずつでも確実に進歩していかれるユーザー様とのやりとりは楽しいものがあり、そのコミュニケーションを大切にしていきたいと考えている。

筆者のサイトでは安易にラクをして稼ごうという考えのユーザーは徹底して排除しているが、そのことは結果的にユーザーサイトの安定に繋がることだろう。

なおこういった通信は全ユーザー向け(といってもメールが届かないとか、まったくリアクションのないユーザーは徐々に削除していくのでピックアップされたものとなるが)、旅行系商材購入ユーザー、そして宿泊予約・旅行系サイト有料サポートの各ユーザーに不定期ながら出来るだけ送信するようにしている。

しかし、これとてもやがてはもっと整理する必要に迫られることと思うが、出来るだけ多くのユーザーさんに残って欲しいというのが正直なところだ。

が、現実は厳しい。







2006年10月19日

きちんとしたサイトを作ればラクになる


きちんとしたサイトを作ればラクになる


ずいぶん久しぶりに記事を書くことになったが、ここ3ヶ月ばかり本業の関係で新たな仕事を引き受けたこともあって、アフィリエイトサイトの運営すら満足に出来る状態にはなかった。

すでに引き受けているユーザー様向け有料サポートについてはサボるわけにいかないので、時間が出来ると主にそちらに時間を充てるという形でアフィリエイトとしてはなかなか厳しい状況にあったといえる。

しかし、偶然とはいえ自分自身がそんな状況下に置かれたことと、これも偶然だがサポートユーザー様の中で家庭内でのご不幸があって、それまで順調に進めてきたサイト運営を一時休止しなければならない状況に置かれたというケースに遭遇したが、そのいずれもが従来通りのサイト運営が出来ないにも関わらず成果的にダウンすることなく過ぎることが出来たという新たな再発見があった。

これは筆者自身にとってもサイト、ページ作りをきちんとしておけば少々のことがあってもしばらくは大きな影響を受けることはないという確信を得ることが出来た。

ほぼ放置状態をいつまでも続けることは出来ないが、突発的なことが発生したとしてもサイトがきちんと出来ていれば2〜3ヶ月程度は持つだろう。要はそういったサイトを作ることが重要なことになる。

前回の記事では、楽して稼げるわけがない!というe-bookを出したとしていたが、今回は先のような経験を踏まえて新たにアフィリエイト・プログラム 効率的サイト運営法というe-bookを出した。

前回はアフィリエイトサイト運営に取り組むにあたっての前段階で基本的にラクをして稼ごうなどという甘い考えではとてもやっていけないというメンタルな面での記載に終始したが、今回はアフィリエイトサイトを運営する上でいかに効率的なサイト運営をするかについて具体的な例を挙げて解説してたものとなっている。

前回も書いたが、相変わらずWeb上においては、簡単に儲かる!短期間に大きな稼ぎになる方法を教えますなどという情報が溢れているが、実際にその恩恵に蒙る人が一体どの程度あるのか? 懲りもせずに次々とそのような商材を購入するケースで成功を収めたという話は聞いたことがない。

そこが商材を販売する側にとってのメリットで、安易に儲けたいと思う人が居る限りメルマガやサイトなどでちょっとうまいことを書けばそこそこに売れるのだろう。

筆者自身も情報商材といわれるものを売る立場にあるので、その気持ちはよくわかる。

それはそのほうがなんといっても楽に儲かるからだ。


筆者自身も3年前に自身の経験を基にして情報商材の販売を開始したが、はっきり言って予想外に売れた。もっとも最初は3,000円という価格だったのでたいした金額ではないが、その当時からすでに安易に稼ごう、ラクをして儲けようと考える人が極めて多いことに気付いた。

しかし、中には本当に頑張ろうという少数派の人も居て、筆者としては実際のところそのようなユーザーさんとのサポートを通じた交流の中で筆者自身も成長出来たこともあり、出来るだけ現実にそくした情報を出そうとしてきた。

しかし、そのような義理ももう果たせただろう。したがって今回の商材がおそらく最後になるものと思う。

今後は知り合うことが出来たまっとうなサイトオーナーの人たちとのネットワークの中でアフィリエイトに取り組めば良いわけで、無用なストレスを感じることもないだろう。

そんなこともあって、今回は2000年にアフィリエイトサイトを開始してから6年間のわが国のアフィリエイトシーンの簡単な経緯と、自身が実践、経験した中から安定したサイト運営のために不可欠なページ作りについての情報を掲載した。

アフィリエイトで本当に稼いでいる人はわざわざ表に出てくることはないだろう。また、その稼いでいる手法を公開する必要も義理もないだろう。

筆者の場合は、先に述べたようにユーザーさんに情報を提供することによって、ある意味では一部のユーザーさんと共にここまで来れたという部分もある。

したがってある程度の期間は情報提供をしなければならないという面があったが、もうぼちぼち潮時としても良いだろう。

そんなわけで書いた今回のe-bookは、それなりに充実した内容になったものと思っている。


アフィリエイト・プログラム 効率的サイト運営法
HTML形式、Microsoft Word形式 ¥8,800






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