情報商材について
日ごろ、トラックバックやコメントでお世話になっている、
極悪アフィリエイトを斬るのZEUS氏が
最新記事(11月15日号)で私の情報商材を取り上げてくださっていたので、この関連記事を書いてみることにする。
とにかくネット上にはいわゆる情報商材というものが氾濫している状況にある。情報商材を売っている本人が言うのもなんだが、これはひとえに簡単にネットでは儲かるといううわさを聞きつけた人を相手に一つ商売をしてやろうという類に他ならない。
世の中需要と供給があって商材も存在するわけなのでそのこと自体はなにも間違ったことではない。
アフィリエイトサイトを始めたいがよくわからないので情報が欲しいという人に向けて情報を販売するということは、れっきとしたビジネスとしてなんら問題はないだろう。
情報を買った人がそれを活用出来て、自身のサイトから成果を得ることが出来れば感謝されることはあっても文句を言われることはないだろう。
しかし、メディアとしての歴史が浅いネット界にあっては、善も悪も、良いも悪いも混然一体となってまさにるつぼ状態という状況にあり、そんな中でいろいろなものが存在するのも仕方のないところだろう。
私自身は自分が情報商材を販売していながら、いまだかつて他の情報商材を買ったことはない。
私が自分自身の情報商材を始めて販売開始をしたのは2003年8月のことだったが、その少し前あたりからネットではネットビジネスに関する情報を販売することが流行し始めていた。
いくつかのサイトを見て回ったが、「なぜこんなに高いのだろう・・・」というのが正直な感想だった。いかにも儲かりそうな文句が並び、成果としてこのような金額を得たなどと大きな金額を表示しているものもあり、読者の注意を惹くものではあったが、果たして現実的なものなのか・・・?
いかにインターネット上での新しいものとはいえ、一般的感覚からすればあまりに高額だろう。
後にそのことについてはユーザーからいろいろ情報を得ることとなったが、私自身は一般書籍と比べても、とてもそんな高額なものを売る気にはなれなかった。
実際のところは、もう少し体裁を整えて内容的にも多くの情報を出す形にして販売すればそこそこには売れたかも知れないと思う。
しかし、私の価値観からしてみると、それは確実に異常なものだった。そのマニュアルは私自身がECサイトとしてアフィリエイト展開を試してみたいという願望もあったため、パートナーへのコミッション(1,000円)も考慮して販売価格を3,000円に決めた。
また、内容的には私自身の経験を基にした情報を出し、ビギナーを対象にするわけだからメールでのサポートを付けた。
それは単に情報を読むだけでは理解出来ない部分が多いと考えたからであり、結果的にそれは多くの人からの支持を受けることとなった。
したがってサポートが主体という方針は今も変わることはない。そうしておかないとビギナーの人にとってはわからないことだらけなのである。
果たして、実際に販売を始めて気付いたことは、ユーザーの多くがすでにいくつかの情報商材を買い求め、さらにはサイト上でその商材についての宣伝を行っていることだった。
しかし、そのほとんどは極めて説得力のないものであり、それらの高額なノウハウ集やマニュアルがいかに理解されていないかを知ることとなった。
さらには、そのようなノウハウやマニュアルを買いながら、なぜ私の3,000円ごときのマニュアルを買い求めるのか!
多くは自分自身が努力することなく、簡単に儲かる情報を求める人がいかに多いかということだった。
そんな中から、サイト構成を一からやり直し、アフィリエイトリンクを適正に配するページを作るように指示して、ユーザーさん自身も頑張られたサイトからきちんと成果が出るようになった時は、ユーザーさん自身も喜ばれるが私自身もうれしかった。
それが今でも原点になっている。したがって安易に考えている人はどんどん去っていく。
しかし、きちんとサイト作りに取り組む人は確実に成果を出し、すでにアフィリエイトのみで言うなら私の収入を軽く超えて月額数十万に達するというユーザーさんも中には居られる。
アフィリエイトはきちんとした方向性とサイト運営に十分な時間を充てることが出来るなら確実に大きな収入を得ることが出来る。
しかし、そこには大きな努力も必要になる。アフィリエイトのカリスマ主婦として有名な小林さんも、サイト運営に1日十数時間を充てるという情報を読んだことがある。
実際にそれだけの時間をかける必要があるものなのだということを知った上で取り組むべきものであり、単に表面的にサイトを持つだけで月に何十万儲かるなどという安易な姿勢で成果が出るはずがない。
また、単にそんな情報を読んだだけで理解出来、サイト運営が出来る人は極めて少数としか言いようがない。
情報販売は儲かるとして、自身の経験がなければどこかの情報を探してそれをページ上から提供すればよいなどとしているものもあるようだが、実際に経験の無い人が出す情報がいかに説得力に乏しいものか・・・。
安易な情報を求める一団が、その中でぐるぐる回っているようなもので何の進展もそこにはない。
儲かるのは商材の販売元だけだ。
面白いことに、簡単、安易を求める人ほど高価な商材を買うという傾向があるようで、まさにいい餌食と言えるだろう。
なぜ情報販売をするのか?・・・それはまさに儲かるからだ(笑)
考えてみたらすぐにわかることである。私のようなマイナーな商材でも1,000をゆうに超える販売実績がある。
仮に1本3万円のものを1000本売ったらそれだけで3,000万円の売上になる。経費を差し引いても2,000万円は純利として残るだろう。
情報販売は、長けた者にとっては美味しい商売なのである。そして安易さを求める者が居る限り、それを狙って儲けようと企む者はなくならない。
しかし、金が儲かれば何をしても良いというようなモラル欠如は具合が悪いだろう。
アフィリエイトに限らず、ネットでのビジネスも簡単なものではない。情報商材を選ぶにしても、要するに世の中、簡単に儲かることなどないという当たり前のことを前提に、書店でいろいろ探してみるのと同じように検討すればわかるだろう。
実際に、高価であってもそれだけの価値がある情報商材もあるだろう。しかし、それは極めて少ないと思われる。
ちなみに私の商材をアフィリエイトで売って実績が出ているサイトは、その95%以上がユーザーさんであり、それもたかだか10〜20サイトに過ぎない。提携パートナーサイトはもはやいくつあるかわからない。
数千の提携リンクはあるだろう。最近は提携申請サイトの確認をするだけでもイヤになる。なぜならあまりにも簡単に儲かる情報のサイトが多すぎるからである。
そしてそのほとんどは、「極悪アフィリエイトを斬る」で斬られるようなサイトだ。
しょうもないサイトでも作るのには時間がかかる。
そんな無駄な時間を使うならそれをきちんとしたサイト作りに充てると、数ヵ月後には確実に成果の出るサイトになるだろう。